「Tenbo」東京コレクション2017SS に提供した楽曲を公開しました！

「Tenbo」デザイナー鶴田さんのご厚意により、先日表参道ヒルズにて行われた東京コレクション2017SSに提供した楽曲を当サイトでも公開いたしました。もちろん素材利用もOKです！

ハンセン病がテーマのファッションショー

コレクションのテーマは「ハンセン病」でした。ファッションを通じてハンセン病への偏見を無くそうという試みでした。

実際にハンセン病から回復されたマキさんがモデルとしてランウェーを歩き、その模様はNHKや日本の主要新聞や、AFP通信など世界のメディアで報道されました。マキさんの一歩一歩は、ハンセン病の歴史を確実に次のステージへ進めたのだと思います。今回はこちらのショーより４曲を素材公開させていただきました。

楽曲リスト

◇無癩県運動

無癩県運動（むらいけんうんどう）とは、1930年代（昭和5年以降）の日本で、癩病患者を摘発し、癩病患者施設に強制収容させて、県内から癩を無くそう、という目的で行われた、日本の社会運動である。（Wikipedia より）

母が当時の状況を覚えていましたが、「らい病」いわゆるハンセン病患者は、壮絶な差別を受けていました。当たり前のように石を投げられたり暴力を振るわれていたそうです。そして遂には、「終生隔離政策」が実施されました。隔離政策は1996年まで続きました。

◇ホルマリンと胎児

ハンセン病は胎児にもうつると考えられたため、妊婦が強制堕胎される事もありました。いくつかの国立療養所には、強制堕胎された胎児のホルマリン漬け標本が置かれていたそうです。

◇LEPROSY IS GONE

療養所の生活をイメージした曲です。
当時の療養所生活が過酷な生活だった事は疑いようもありません。

戸惑いと孤独の世界に、徐々に光が差してくる様な曲を作りたいと思いました。

＜病舎の生活＞

・療養所に着くと、まず入浴させられる。所持品は検査され、刃物類は没収される。
所持金なども取り上げられ、のちに療養所敷地内でのみ使える「園（院）内通用券」という通貨で渡される。

・男女とも、１２畳半の部屋に８名が暮らした。
重病患者は不自由舎に、軽病患者は健康舎に分けられ、病室は別々に造られていた。

・食事は、１人１日白米３合、麦２合、副食品は野菜、魚類、豆類などの一品。症状に応じて卵や牛乳などが出た。
朝はみそ汁にたくあんだけなど粗食で、空腹に耐えられず療養所から逃走する者もいた。

（http://kamui.life.coocan.jp/itan/kakuri/doc/shakai.html　より引用）

◇望郷の丘

東京都東村山市、国立ハンセン病療養所「多摩全生園」にある人口の丘。
終生隔離された患者達の手によって作られました。
この丘に上り故郷の方角を眺めたそうです。

写真で井上あずみさんの着ている服には、望郷の丘をイメージしたイラストが描かれています。

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※以上の楽曲はフリー音楽素材 H/MIX GALLERY で音楽素材として公開しています。mp3ファイルをダウンロードされたい場合は、こちらのページよりダウンロード可能です。
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この度、快く楽曲の素材公開をOKして下さったtenboのデザイナー鶴田さんに、この場を借りてお礼申し上げます。
画像は全て近藤浩紀さんが撮影された写真をお借りいたしました。

ショーの動画も公開されています！

ショーの模様がこちらでご覧いただけます。
ご興味を持って頂けましたら、こちらも是非ご覧下さい！
ラストには「天空の城ラピュタ」や「トトロのテーマ」で有名な井上あずみさんが素敵な歌を歌われています♪